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書籍の詳細

「星の王子さま」事典
書名: 「星の王子さま」事典
ほしのおうじさまじてん
ENCYCLOPEDIE DU PETIT PRINCE
ISBN(10/13桁): 978-4-469-25077-0
著者名: 三野博司 著(みのひろし)
定価: 2,520円(四六判・394頁)
  目には見えない大切なものを「心」で読む
内容説明:
翻訳数は文学作品史上最多の200言語以上。刊行以来60年以上を経ても色あせない永遠の名作『星の王子さま』。その魅力を、作者サン=テグジュペリの生涯と重ね合わせながら、草稿を含む豊富な資料から解き明かす。著者による『星の王子さま』全訳も掲載。
主要目次:
第1章 『星の王子さま』の誕生

1 ニューヨークで生まれた本
☆アメリカへの亡命/☆執筆開始まで/☆絵から先に生まれた本/☆カフェ・アーノルド/☆1942年夏・秋/☆孤独から生まれた本/☆出版と出発/☆『星の王子さま』刊行
2 物語誕生に関わった人たちの証言(女性たち)
☆ペギー・ヒッチコック(編集者)/☆ブロー(英語教師)/☆ハミルトン(ジャーナリスト)/☆アナベラ(女優)/☆コンスエロ(妻)(1))――手記/☆(2)――手紙
3 物語誕生に関わった人たちの証言(男性たち)
☆ヴィクトール(民族学者)/☆クレール(映画監督)/☆ルージュモン(哲学者)/☆モーロワ(作家)/☆ラザレフ(出版人)/☆ジュレ(軍人)/☆ロワ(作家)/☆オルディオーニ(編集者)
4 サン=テグジュペリ自身の証言
☆アメリカの編集者への手紙/☆ペリシエ医師への手紙
5 伝記作家たち
☆シュヴリエ(1949年)/☆ケイト(1970年)/☆シフ(1996年)/☆ヴィルコンドレ(2008年)


第2章 『星の王子さま』の物語


1 表題と献辞
☆表題『小さな王子さま』/☆「小さな」――文学の伝統/☆献辞「子どもたちには許してほしい」/☆献辞――レオン・ヴェルト/☆レオン・ヴェルトとは誰なのか/☆レオン・ヴェルト(1)――友情と別れ/☆(2)――『ある人質への手紙』
2 出会い
☆第1章 ボアの絵、それとも帽子の絵?/☆第2章(1) 砂漠に不時着して/☆(2) ヒツジの絵/☆第3章 星から来た少年/☆第4章 小惑星B612/第5章 バオバブ/☆第6章 夕陽を好む少年
3 バラの花
☆第7章(1) 王子さまの生活の秘密/☆(2) ヒツジと花の戦争/☆第8章(1) バラの目覚め/☆(2) 王子さまの反省/☆第9章(1) バラの告白/☆(2) バラとの別れ
4 星巡り
☆第10章 王様の星/☆第11章 うぬぼれ屋の星/☆第12章 呑んべえの星/☆第13章 ビジネスマンの星/☆第14章 点灯夫の星/☆第15章(1) 地理学者の星/☆(2) 地球訪問の勧め
5 地球到着
☆第16章 空から見た地球/☆第17章 砂漠のヘビ/☆第18章 一輪の花/☆第19章 こだま/☆第20章 五千本のバラ
6 キツネ
☆第21章(1) キツネとの出会い/☆(2) キツネの教え/☆第22章 転轍手/☆第23章 薬商人
7 別れ
☆第24章(1) 最後の水/☆(2) 井戸の探索/☆(3) バラのイメージ/第25章(1) 井戸の発見/☆(2) 花に対する責任/☆第26章(1) ヘビとの約束/☆(2) 別れの時が近づいて/☆(3) 王子さまの贈り物/☆(4) 最後の涙/☆(5) 消えた王子さま/☆第27章 5憶の鈴/☆あとがき


第3章 『星の王子さま』の登場人物


☆三つのグループ
1 語り手=パイロット
☆語り手とは誰か/☆語り手=作者の分身/☆語り手=パイロット/☆語り手――なぜ語るのか/☆語り手の相手――聞き手(読者)
2 王子さま
☆王子さまという呼称/☆王子さまの声/☆王子さま――笑い声/☆王子さまは子どもなのか?/☆王子さま――救世主/☆王子さまと作者/☆王子さまとパイロット――父子関係/☆パイロットと王子さま――逆転した父子関係/☆王子さまと「沖の少女」
3 バラ、キツネ、ヘビ
☆バラ(1)――愛のシンボル/☆(2)――王子さまの愛/☆(3)――唯一の女性像/☆バラとは何か(1)――妻コンスエロ/☆(2)――婚約者ルイーズ/☆(3)――母親/☆(4)――神/☆(5)――祖国フランス/☆キツネ(1)――フェネック/☆(2)――教えを授ける者/☆(3)――思い出と教え/☆ヘビ
4 脇役たち
☆小惑星の住民たち/☆王様/☆うぬぼれ屋/☆呑んべえ/☆ビジネスマン(1)/☆ビジネスマン(2)/☆点灯夫/☆地理学者/☆トルコ人の天文学者/☆五千本のバラ/☆転轍手


第4章 『星の王子さま』の世界


1 時間と構造
☆時間の指標/☆ある日、その時、いつの日か/☆語り手の時間/☆一週間の物語/☆語り手の物語の構造/☆王子さまの時間/☆王子さまの物語の構造
2 場所と空間
☆砂漠――出会いの場所/☆砂漠の井戸/☆井戸――生命の水/☆王子さまの星と火山/☆宇宙空間と小惑星/☆地球の風景/☆ニューヨーク
3 キーワード
☆「ぼくにヒツジの絵をかいて」/☆数字/☆「おとな」と「子ども」/☆バオバブ/☆「まじめな」/☆キツネ(1)――「手なずける」/☆(2)――「この世でただ一つ」/☆(3)――「忍耐」/☆(4)――「しきたり」/☆(5)――「いちばん大切なものは目に見えない」/☆(6)――「自分が手なずけたものに対して責任がある」
4 挿絵
☆著者による挿絵付/☆表紙の絵/☆扉の絵/☆挿絵と本文/☆子どもが描くような絵/☆大蛇ボア(または帽子)の絵/☆王子さまの絵/☆ヒツジの絵/☆星の絵/☆砂漠の絵/☆掲載されなかった絵
5 ジャンルの問題
☆子どもの本か、おとなの本か/☆自伝的風刺物語/☆驚異の物語/☆おとぎ話/☆哲学的コント/☆神秘的神話/☆複合的な性格を持った書物


第5章 『星の王子さま』の草稿、出版、翻訳、翻案


1 草稿
☆手稿とタイプライター原稿/☆決定稿に収められなかった場面/☆第17章――マンハッタン/☆第20章――なだらかな丘/☆第25章のあと(1)――無意味な出会い/☆(2)――商店を訪れる/☆(3)――人間たちの訪問/☆(4)――発明家を訪問する/☆告白の形をとった結論
2 出版
☆ニューヨークで出版されたフランス語版/☆フランスで出版された初版/☆フランス語版二刷以降/☆1999年「フォリオ」版/☆誤植と異本
3 世界中の翻訳
☆最初の翻訳調査/☆翻訳数の増大/☆東欧圏とアジアの翻訳/☆なぜこんなに翻訳数が多いのか/☆翻訳における表紙の絵
4 翻案(映画、演劇、オペラ)
☆多彩な翻案/☆映画/☆アニメ映画/☆演劇/☆オペラ/☆バレエ/☆ミュージカル/☆朗読/☆放送・録音/☆シャンソン/☆マンガ


第6章 『星の王子さま』はどのように読まれてきたか


1 1940年代
☆悲しい物語/☆作家の秘密/☆サン=テグジュペリの死/☆最初の抜粋
2 1950~60年代
☆三つの火山/☆空想と神秘/☆蜃気楼の魅惑/☆詩人の感性/☆憂愁と郷愁
3 1970~80年代
☆神秘/☆おとぎ話のパロディ/☆女性差別の物語?/☆母の幻影/☆母とバラの花
4 1990年代
☆謎の寓話/☆白鳥の歌/☆無垢性の神秘/☆人生の意味の探求
5 2000年代
☆生命との出会い/☆自伝とおとぎ話/☆哲学的コント/☆沈黙の価値/☆おとぎ話から神話へ/☆二つの性格


第7章 サン=テグジュペリの生涯


1 金髪の王子さま
☆アントワーヌ誕生/☆父の死/☆太陽王/☆サン=モーリス=ド=レマンス/☆サン=モーリスの思い出(1)――母への手紙/☆(2)――著作/☆ル・マンの祖父/☆ル・マン聖十字架学院/☆初めての飛行――アンベリュー/☆スイスのフリブール、聖ヨハネ学院/☆フランソワの死/☆パリでの学校生活/☆二年の兵役期間/☆ルイーズ・ド・ヴィルモラン/☆妹ガブリエルの結婚/☆イヴォンヌ・ド・レトランジュ
2 『南方郵便機』
☆ラテコエール社/☆トゥールーズでの生活/☆キャップ・ジュビー/☆「手なずける」/☆砂漠での一夜/☆『南方郵便機』
3 『夜間飛行』
☆アルゼンチン、ブエノスアイレス/☆ギヨメの遭難/☆コンスエロとの出会い/☆アゲ―での結婚式/☆『夜間飛行』
4 『人間の大地』
☆サン=モーリスよ、さようなら/☆サン=ラファエルでの事故/☆モスクワ/☆リビア砂漠での遭難/☆ネリ・ド・ヴォギュエ夫人/☆スペイン市民戦争/☆グアテマラでの事故/☆『人間の大地』
5 『戦う操縦士』
☆第二次大戦の勃発/☆休戦協定、リスボンから乗船/☆アメリカ、ニューヨーク/☆『戦う操縦士』/☆フランス人への手紙/☆北アフリカへ/☆復帰後、最初の空撮/☆最後の飛行/☆残されたもの/☆『城砦』/☆『母への手紙』


付録 『星の王子さま』全訳


コラム

1 『星の王子さま』に魅せられた人々
2 ヴィルジル・タナズ演出の劇『星の王子さま』
3 TBSミュージカル『星の王子さま』
4 『星の王子さま』の人気度
5 ミュージアム「星の王子さまミュージアム 箱根サン=テグジュペリ」

サン=テグジュペリ略年表
あとがき
参考文献
索引
  第1章「『星の王子さま』の誕生」に収めた証言のうち6割ほどはスリジエの書物に教示を受けたが、引用に際してはすべて原典にあたった。資料収集については、奈良女子大学図書館にたいへんお世話になった。同図書館、および貴重な資料のコピーを送っていただいた国内の各大学図書館、および海外(アメリカ、フランス)の図書館にお礼申し上げたい。
 また、第6章「『星の王子さま』はどのように読まれてきたか」の執筆にあたっては、大半は『「星の王子さま」の謎』(論創社、2005年)を執筆したときに収集した資料を用いた。フランス語および英語で書かれたものであり、ドイツ語文献については仏訳によった。すでに日本語訳が刊行されているものについては、それを参照させていただいた。この章で紹介した他に、日本人による『星の王子さま』論も多数出版されているが、それらは読者の方が直接参照することも可能であり、また紙幅の関係もあって、ここでは割愛させていただいた。
 巻末には、本書のために新たに作成した『星の王子さま』の拙訳を収めた。
 サン=テグジュペリの著作からの引用はすべて、ガリマール社のプレイヤッド叢書版『サン=テグジュペリ全集』(全2巻、1994年、1999年)によるが、邦訳のあるものについては適宜参照させていただいた。(『あとがき』より抜粋)
この本の
キーワード:
名作、ミュージアム、サン=テグジュペリ、おとぎ話、フランス、神話、翻訳、全訳、ベストセラー

 
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