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書籍の詳細

メディア・コミュニケーション学
書名: メディア・コミュニケーション学
めでぃあこみゅにけーしょんがく
ISBN(10/13桁): 978-4-469-21320-1
著者名: 橋元良明 編著(はしもとよしあき)
定価: 1,890円(A5判・256頁)
  メディアの革新が変える情報・社会・人間関係
内容説明:
テレビや活字メディア、そしてケータイやインターネットなど、加速するメディアの革新は、情報を、社会を、そして人間を、どのように変えていくか。現代情報社会における「メディアを介したコミュニケーション」の新しい姿を浮き彫りにし、その社会的意義を検討するとともに、そこに生じつつある新たな社会現象やさまざまな問題点をさぐる。
主要目次: はじめに [橋元良明]

●第1部 メディアの拡張
 0.「声の文化」から「インターネット」へ
   ――コミュニケーション・メディア発展史概観 [橋元良明]
0.1
なぜ「声の文化」を選択したか?
0.2
「声の文化」の欠点と補完としてのメディア発明
0.3
メディア発展史暦年スケール
 1.電話の発展
   ――ケータイ文化の展開 [松田美佐]
1.1
声による空間の克服:電話
1.2
ケータイによる「場所の克服」
1.3
声のメディアからマルチメディアへ
1.4
日常生活への埋め込み
 2.映像メディアの展開
   ――テレビの登場そして未来 [小平さち子]
2.1
「見る」メディアとしてのテレビの登場:1953~1965年
2.2
娯楽メディアから総合メディアへ:1965~1975年
2.3
テレビの日常化と個別視聴化のきざし:1975~1985年
2.4
ニューメディア時代のテレビ再認:80年代半ばからの10年間
2.5
デジタル時代のテレビがもらたす変化:90年代半ば以降
 3.活字メディアの変遷
   ――本、新聞の行方 [辻 大介]
3.1
グーテンベルク革命――活字本の出現
3.2
近代社会への流れと新聞の台頭
3.3
活字離れの実状と本・新聞の行方
 4.音声メディア
   ――ラジオとユース・カルチャー [南田勝也]
4.1
ラジオというメディア体験
4.2
日本のユース・カルチャーにおけるラジオの役割
4.3
ラジオの現在
 5.インターネット革命
   ――私たちのコミュニケーションを変えたもの [三浦麻子]
5.1
インターネットの歴史を振り返る
5.2
インターネット黎明期:基本的構想と技術の確立
5.3
インターネット創生期:新しいメディア・コミュニケーションの息吹
5.4
インターネット革命期:個人による積極的な情報発信の時代へ
5.5
インターネット普及期:急速な一般化とコンテンツの多様化
5.6
インターネットのこれまでとこれから

●第2部 情報社会のコミュニケーション
 6.テレビ映像が脳の発達に及ぼす影響 [橋元良明]
6.1
子どもにとって情報化のどこが問題になるのか
6.2
乳児のテレビ視聴の発達的影響に関する最近の議論
6.3
『セサミストリート』論争
6.4
言語発達阻害論
6.5
情報処理過程異質論
6.6
テレビ視聴と言語発達に関する最近の日本の研究
6.7
テレビの映像技法による空間認識への影響と多動症傾向の助長
6.8
残された問題
 7.テレビとテレビゲームの攻撃性・暴力への影響 [森 康俊]
7.1
テレビの暴力映像と暴力的なテレビゲーム
7.2
テレビにおける暴力的表現の影響
7.3
暴力的なテレビゲームの効果に関する理論
7.4
暴力的なテレビゲームの効果に関する諸研究
7.5
暴力的なテレビと攻撃性:研究の現在
 8.ケータイ、インターネットと人間関係 [辻 大介]
8.1
情報縁の登場とその広がり
8.2
インターネット・パラドックス、社会関係資本
8.3
ケータイによる絶え間なきコンタクトの時代
 9.電子空間のコミュニケーション
   ――ネットはなぜ炎上するのか [是永 論]
9.1
「炎上」するインターネット
9.2
オンライン・コミュニケーションの特徴
9.3
態度形成の問題としての炎上:対人魅力研究から
9.4
集団規範の力
9.5
オンラインの歩き方
 10.ヴァーチャル・コミュニティ [三浦麻子]
10.1
ヴァーチャル・コミュニティとは何か
10.2
ヴァーチャル・コミュニティと現実社会のコミュニティ
10.3
ヴァーチャル・コミュニティに見る文化差
10.4
これからのヴァーチャル・コミュニティ
 11.メディアと世論形成
   ――重層的なネットワークの中で作られる現実 [是永 論]
11.1
グローバル・ニュースとしての「タイタニック」
11.2
擬似環境としての世論
11.3
重層的なネットワークとしての世論
11.4
ネットワーク・タイプと世論
 12.メディア・リテラシー
   ――メディアと批判的につきあうための方法論 [見城武秀]
12.1
くり返される「やらせ」とメディア・リテラシー
12.2
メディア・リテラシーとは何か
12.3
イギリスにおけるメディア教育の展開とメディア・リテラシー論
12.4
「やらせ」と「事実主義」をめぐる問題点
索引(事項/人名)
  私たちは1997年、この本と同じく大修館書店から『コミュニケーション学への招待』という本を上梓しました。(中略)その本では、紙幅の関係で、「社会の動きと密接にリンクしたコミュニケーションの諸問題」、特にメディアを介したコミュニケーションはほとんど取り上げることができませんでした。しかし、その時から、メディア・コミュニケーションに焦点をあてた『コミ学』の続編を想定していました。
 最初は、『コミ学』初版刊行の翌年にも続編をまとめる予定だったのですが、「新しいメディアの発展が一段落するまで」と様子を見守っているうちにあっという間に10年が経ってしまいました。ケータイが爆発的に普及し、さまざまな機能が付加され、一方でインターネットも普及初期とは比較にならないほど豊かなメディアに成長しました。メディア革新の速度は、落ち着くどころかますます加速する傾向にあります。どこかで見きわめをつけ、現状での「メディア・コミュニケーション」をまとめておかねば、という思いと、さまざまなメディアが私たちのコミュニケーションにとってどのような意味を持つかについては、現時点でもある程度、総括できるという判断から、今回、本書を刊行することにしました。
 新しいメディアの普及は、産業界のみならず我々の生活風景を一変させました。日常のコミュニケーション様式自体が大きく変化しただけでなく、対人関係や家族の形態、サークルや各種コミュニティの運営、情報収集方法、世論形成プロセスなどにも変化が生じています。さらに、テレビや新聞など既存のマス・メディアのあり方にも再構成が迫られています。また、ゲームや音楽などの趣味の世界でもIT革新に伴い、若者を中心に、新しい情報行動スタイルが生まれつつあります。
 本書はそうしたメディア環境の変化を背景に、「メディアを介したコミュニケーション」の新しい姿を浮き彫りにし、その社会的意義を検討するとともに、そこに生じつつある新たな社会現象や文化、さまざまな問題点を考察しようとしたものです。(「はじめに」より)
この本の
キーワード:
メディア、コミュニケーション、ケータイ、携帯、インターネット、テレビ、ラジオ、活字、コミュニティ、オンライン、バーチャル、映像、ゲーム、ネット、リテラシー

 
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