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Copyright (C) 1999
大修館書店
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書籍の詳細
シリーズ名:
英語教育学大系
書名:
§1 大学英語教育学
だいがくえいごきょういくがく
その方向性と諸分野
ISBN(10/13桁):
978-4-469-14231-0
著者名:
大学英語教育学会 監修 森住衛、神保尚武、岡田伸夫、寺内一 編集(だいがくえいごきょういくがっかい、もりずみまもる、じんぼひさたけ、おかだのぶお、てらうちはじめ)
定価:
3,360円(A5判・304頁)
シリーズ
解説:
英語教育における数多くの研究成果を組織的・体系的に積み上げ、将来の研究の方向性を探るとともに、その成果を小学・中学・高校・大学の英語授業の改善に反映させることを目指した新シリーズ。学会の総力をあげて、日本の英語教育を描き出す。
主要目次:
「英語教育学大系」刊行にあたって
まえがき
第 I 部 大学英語教育の諸相と方向性
第1章 大学英語教育学の考え方
1.英語教育学を支える3つの視点
1.1 目的と理念/2.1 目標/1.3 方法
2.大学英語教育学の方向性
2.1 総論的な視点/2.2 各論的な視点/2.3 刊行物・教材・授業などの例
第2章 大学英語教育と初等・中等教育との連携
1.小・中・高・大の連携
1.1 連携の状況/1.2 小・中・高の英語教育と大学英語教育との接続
2.小・中・高の学習指導要領
2.1 小学校学習指導要領/2.2 中学校学習指導要領/2.3 高等学校学習指導要領
3.小・中・高・大の連携――文法指導の場合
3.1 連携の現状/3.2 文法指導のレベル間連携の具体例
4.克服すべき3つの課題
4.1 小・中の連携の強化/4.2 公立の中高一貫校が抱える課題/4.3 コミュニケーション能力の育成とメタ言語能力の育成バランス
第3章 大学英語教育と関連領域との連携
1.関連分野(応用言語学)の領域
1.1 応用言語学と英語教育学/1.2 応用言語学の研究分野/1.3 大学英語教育学会と応用言語学
2.国内の関連諸団体とのつながりと協働の展望
2.1 政府関連機関/2.2 関連諸団体
第4章 言語政策と大学英語教育
1.世界の言語政策
1.1 シンガポールの言語政策――1言語主義/1.2 ヨーロッパの言語政策――複言語主義
2.日本の言語政策
2.1 英語教育政策/2.2 バイリンガル教育/2.3 英語教育の目的/2.4 大学英語教育/2.5 大学英語教員像
第5章 大学英語教育の国際化
1.大学英語教育の国際化
1.1 海外関連学会との交流/1.2 教員の交流/1.3 海外の大学との合同遠隔授業/1.4 学生の交流
2.国際語としての英語
2.1 英語の時間的・空間的変化/2.2 英語の国際語化/2.3 英語の非母語話者共通語化/2.4 日本人の「母語話者症候群」
第6章 大学英語教育の情報化と課題
1.外国語教育と教育の情報化
1.1 情報環境整備と初等・中等教育/1.2 情報環境整備と高等教育
2.英語教授法と情報技能
2.1 外国語教育へのメディア教育導入/2.2 CALLと授業機能の進展
3.大学英語教育における情報化
4.大学英語教育の課題と展望――CALLからNBLTへ
4.1 グローバル・インターラクションと大学英語教育の課題/4.2 グローバル化の展望
第7章 大学英語教育と産学連携
1.歴史的背景
1.1 「大学基準」と「大学設置基準」の中の外国語/1.2 経済界から出された「英語(外国語)」教育への要望・提言/1.3 多様な大学英語の現状
2.大学英語教育と産学連携
2.1 外注単位制度の導入/2.2 様々な連携
3.国際化推進と産学連携
3.1 国際化推進と大学の英語問題/3.2 英語による授業と産学連携
第8章 高等教育の大衆化と大学英語教育
1.大学教育の大衆化
1.1 基礎学力の低下/1.2 考えられる要因/1.3 対策
2.大学英語教育の大衆化
2.1 英語の学力低下/2.2 考えられる要因/2.3 対策
第9章 JACETにおける大学英語教育の目的論の系譜
1.『JACET通信』における目的の誌上討論
1.1 「討論」の概要/1.2 「討論」の中間総括/1.3 「討論」の中間総括後
2.『JACET実態調査』に見られる目的観
2.1 1983年報告書/2.2 2003年報告書
3.『JACETハンドブック』における目的
3.1 目的に関する改善基準
4.目的論の扱い方
4.1 『通信』における誌上討論の復活/4.2 『実態調査』の調査項目改善/4.3 『ハンドブック』における目的の再検討
第10章 大学英語リーディング教材に見る言語文化観
1.リーディング教科書の方向性
2.リーディング教科書の選定と実際
2.1 「言語文化」を書名にした教科書の選定/2.2 各教科書の概略と題材分析
第11章 リベラルアーツと大学英語教育
1.リベラルアーツとは
1.1 リベラルアーツの起源/1.2 日本におけるリベラルアーツ
2.リベラルアーツの定義
2.1 リベラルアーツのカリキュラム/2.2 リベラルアーツの理念
3.リベラルアーツと英語教育一実践例
3.1 多様性・解放性/3.2 考える力/3.3 責任性
第 II 部 大学英語教育と諸分野
第1章 「英語教育学大系」の概要
1.大学英語教育学の方向性
2.英語教育政策
3.英語教育と文化
4.21世紀のESP
5.第二言語習得研究
6.成長する英語学習者
7.大学英語教育と教員養成・現職教員研修
8.英語研究と英語教育
9.リスニングとスピーキングの理論と実践
10.リーディングとライティングの理論と実践
11.英語授業デザイン
12.大学英語教育におけるメディア利用
13.テスティング評価
第2章 英語教育政策
1.「内円圏」の概要
1.1 イギリス/1.2 アメリカ/1.3 オーストラリア
2.「外円圏」の概要
2.1 インド/2.2 シンガポール/2.3 マレーシア
3.「拡張圏」の概要
3.1 欧州(EU)/3.2 東アジア:中国/3.3 東アジア:韓国/3.4 東南アジア:タイ/3.5 中東:イラン/3.6 中東:トルコ/3.7 南アメリカ:ブラジル
4.日本―― 一貫性英語教育への道
第3章 英語教育と文化
1.異文化と英語教育
1.1 言語と文化/1.2 異文化理解と英語教育/1.3 異文化間コミュニケーションと英語教育/1.4 国際理解と英語教育
2.民族・国家と英語教育
2.1 言語と民族・国家/2.2 言語政策と英語教育/2.3 日本人と英語/2.4 言語と社会階層
3.文化と教授法
第4章 21世紀のESP
1.ESPプロフェッショナルへの道
1.1 ESPの多面性/1.2 第4巻の構成/1.3 ジャンル分析/1.4 ESPプロフェッショナルの分野の種類
2.ESPの歴史
2.1 ESP第1期/2.2 ESP第2期
第5章 第二言語習得研究
1.第二言語習得論とその関連理論
1.1 第二言語習得の諸相/1.2 母語獲得/1.3 バイリンガリズム
2.学習者言語を通した第二言語知識の解明
2.1 学習者言語の特徴/2.2 学習の個人差をもたらす要因
3.大学生と第二言語習得
3.1 教室における第二言語習得の促進/3.2 英語教育学への取り入れ
第6章 成長する英語学習者
1.大学英語教育のパラダイム・シフト
1.1 「学び中心」の教育/1.2 英語教育の新パラダイム
2.自律を育む学習者
2.1 優れた言語学習者/2.2 学習者要因に基づく支援指導/2.3 自律学習への新アプローチ/2.4 共に学び続ける指導者
第7章 大学英語教育と教員養成・現職教員研修
1.日本の教師教育改革
1.1 英語教育改革の動向/1.2 教員養成課程の改編/1.3 教職大学院の設立/1.4 教員免許更新制の導入/1.5 教員評価制度の導入
2.海外諸国の教師教育改革
2.1 教師教育の管轄組織/2.2 教師教育のスタンダード(専門性基準)/2.3 教員養成課程/2.4 EUの語学教員養成のためのポートフォリオ(EPOSTL)
3.英語教員の養成と現職研修の課題
3.1 中・高の英語教員の養成/3.2 中・高の現職英語教員の研修/3.3 中・高の英語教員の専門性と研修・評価の枠組み/3.4 大学の英語教員の養成と研修
第8章 英語研究と英語教育
1.研究と教育の関係
1.1 英語教育の目的/1.2 言語研究と言語教育の関係
2.理論的英語諸研究とその成果の英語教育への応用
2.1 文法研究/2.2 語彙・辞書研究/2.3 文学研究
3.大学の文法指導における文法研究の成果の活かし方
第9章 リスニングとスピーキングの理論と実践
1.音声の習得と指導
1.1 音声習得とは何か/1.2 音声習得に影響を与える要因/1.3 発音の指導/1.4 発音テストの作成とその評価
2.リスニングの習得と指導
2.1 リスニングとは何か/2.2 リスニングに影響を与える要因/2.3 リスニングの指導/2.4 リスニングテストの作成とその評価
3.スピーキングの習得と指導
3.1 スピーキングとは何か/3.2 スピーキングに影響を与える要因/3.3 スピーキングの指導/3.4 スピーキングテスト作成とその評価
4.大学におけるリスニングとスピーキングの授業
第10章 リーディングとライティングの理論と実践
1.リーディング――英語を主体的に「読む」
1.1 リーディングの意義/1.2 リーディング指導/1.3 リーディング研究
2.ライティング――英語を主体的に「書く」
2.1 ライティングの意義/2.2 ライティング指導/2.3 ライティング研究
第11章 英語授業デザイン
1.授業学研究
1.1 日本における授業研究の歩み/1.2 高等教育における英語授業学研究/1.3 授業学研究を生み出した社会的背景
2.学力と学習の発展プロセス
2.1 人間の持つ知的能力の諸相――学力論争と学力の視点/2.2 学習の発展プロセス/2.3 外国語(英語)教育における学習プロセスと人間形成モデル
3.大学英語教育改善につながる授業学の視点
3.1 コミュニケーションに関わる指導法の視点/3.2 個々の学習者を把握する指導法の視点/3.3 協同学習のための指導法の視点
第12章 大学英語教育におけるメディア利用
1.情報メディアの教育理論
>
1.1 基本的理論・問題・展望/1.2 セキュリティ/1.3 著作権/1.4 ICT教育者とICT教育研究者/教育研究補助としてのデータ処理
2.コンピュータとシステム開発
2.1 学習管理システム/2.2 LMSの機能/2.3 LMSの管理と運用
3.CALLと教授法
3.1 CALL機器/3.2 CALL授業と管理
4.情報ネットワークと教育
4.1 ネットワーク/4.2 遠隔教育/4.3 新技術と教育拡大
第13章 テスティングと評価
1.変わりゆく大学での評価
1.1 評価の重み/1.2 外部テストの導入
2.テストの概念・種類とテストの開発
2.1 テストの概念・種類/2.2 テスト開発/2.3 英語能力・検定テスト
3.英語学力の評価論と測定論
3.1 英語学力評価論/3.2 英語学力測定論
4.英語教育評価論
4.1 観点別評価/4.2 英語学力の評価と教育評価
5.英語入学試験
5.1 難易度の問題/5.2 入試におけるリスニング
6.英語技能と語彙力の測定・評価
6.1 リスニングとスピーキングの測定と評価/6.2 ライティングとリーディングの測定と評価/6.3 語彙力の測定と評価
Abstract in English
引用文献
索引
執筆者一覧
本巻の全体を大別しますと、第I部「大学英語教育学の諸相と方向性」と第II部「大学英語教育と諸分野」になります。第I部は11章構成ですが、大きく3つに分かれます。第1~4章は、大学英語教育学の定義や内実からはじまって、小・中・高など段階別に見た諸分野との縦の関係や、他の外国語や関連諸科学などの横の連絡を概観し、さらには、内外の言語政策から見た大学英語教育の位置づけを論じています。次の第5~8章は、国際化・情報化・産学協同化(産学連携)・大衆化など、現代社会が直面している諸相と大学英語教育との関係を取り上げています。小・中・高などの英語教育と比べて、特に大学の英語教育が抱える問題を取り上げているとも言えます。第9~11章では、改めて大学英語教育の目的論、言語文化観、リベラルアーツを取り上げ、大学英語教育学会が出した刊行物や教材、さらには実際のカリキュラムや授業科目などの概観を通して、大学英語教育のの現状を報告するとともに、今後のあり方を論じています。
第II部は13章で構成されています。この13という数字が本大系13巻の13と一致していることに表れていますように、それぞれの章は各巻のダイジェスト版と考えてください。あるいは、これから刊行される巻の予告編と捉えてくださっても結構です。つまり、この第II部にざっと目を通しますと、大系13巻の概要がつかめるということになります。各章が取り上げているテーマを列挙しますと第1章「大学英語教育学の方向性」、第2章「英語教育政策」、第3章「英語教育と文化」、第4章「ESPの理論と実践」、第5章「第二言語習得研究」、第6章「英語学習者論」、第7章「英語教員養成・研修」、第8章「英語研究と英語教育」、第9章「リスニングとスピーキング」、第10章「リーディングとライティング」、第11章「英語授業デザイン」、第12章「英語教育とメディア」、第13章「テスティング評価」です。
その他、付録として、「Abstract in English」「引用文献」「索引」をつけています。「Abstract in English」は第I部の11章、第II部の13章の簡単な紹介となっています。「引用文献」は日本語と英語の混在でアルファベット順に、「索引」は日本語の見出しで必要に応じて英訳をつけて五十音順に並べたものです。この付録も含めて、本巻が大学英語教育学の概要の把握に役立つことを願っています。また、読者のみなさまのご意見等をいただければと願っています。(「まえがき」より抜粋)
【シリーズ】
『英語教育学大系 全13巻』
「1 大学英語教育学」
「2 英語教育政策」
「3 英語教育と文化」
「4 21世紀のESP」
「5 第二言語習得」
「6 成長する英語学習者」
「7 英語教師の成長」
「8 英語研究と英語教育」
「9 リスニングとスピーキングの理論と実践」
「10 リーディングとライティングの理論と実践」
「11 英語授業デザイン」
「12 英語教育におけるメディア利用」
「13 テスティングと評価」
この本の
キーワード:
言語政策、CALL、産学連携、リベラルアーツ、第二言語習得、ESP、リスニング、スピーキング、ライティング、リーディング
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