TOP
詳細検索
新刊
雑誌
babylon
テキスト
教科書
LINK
購入案内
会社案内
採用
ヘルプ
Netscape4.0, IE4.0 以上でご覧ください
Copyright (C) 1999
大修館書店
本をさがす(
→もっと詳しくさがす
)
書籍の詳細
書名:
源氏物語と皇権の風景
げんじものがたりとこうけんのふうけい
ISBN(10/13桁):
978-4-469-22212-8
著者名:
小山利彦 著(こやまとしひこ)
定価:
4,410円(四六判・386頁)
源氏物語の舞台を実証的に読み解く
内容説明:
至高の栄達を遂げる光源氏の〈皇権〉は、平安京の聖なる空間と信仰に支えられていた――。長年、源氏物語の舞台を自分の足で歩いてきた著者が、文献資料や古絵図、宮中祭祀の調査に加え、近年の考古学の発掘成果をも取り入れて物語の舞台を実証的に読み解き、その基底に流れる思想・信仰を探る。
主要目次:
序に代えて――文学から見える平安京
第一章 源氏物語の聖なる風景
一 光源氏の皇権とその風景
二 光源氏と嵯峨天皇の風景――嵯峨御堂の「滝殿」
三 光源氏を支える聖空間――雲林院・紫野斎院、そして賀茂の御手洗
四 光源氏の皇権と信仰――平安京勅祭の社、賀茂と石清水
五 光源氏の皇権と聖宴――御神楽と東遊び
六 光源氏における住吉の聖宴――東遊びと御神楽の資料から
第二章 平安京の地主神、賀茂の神と源氏物語
一 賀茂の神降臨の聖なる風景――光源氏の聖性の基底
二 賀茂の神の聖婚――「葵」と「逢ふ日」
三 源氏物語の女君とイツキヒメ――大斎院選子内親王と源氏物語への連関
四 朝顔の斎院と光源氏の皇権
五 光源氏物語の総括――幻の巻における賀茂祭
むすび
初出一覧
索引
著者紹介
天皇制において最大の敬意を払う対象は、皇祖神天照大神を祀る伊勢神宮であり、平安京地主神としての賀茂神社である。前の社には皇統の女君を斎宮と定め、物語では前掲の秋好中宮が務めている。第一章においては皇祖神に対する神遊びの楽、御神楽を注視している。松風の巻において源氏は神を送る曲の「其駒」を演奏している。若菜下の巻においては光源氏の一人娘明石の姫君の第一皇子が立太子した御礼参りとして住吉詣が催され、御神楽と東遊びが奉奏されている。賀茂神社に仕える聖女は朝顔の斎院である。本著では賀茂の祭祀について斎院の御禊・賀茂の御生れ・賀茂祭に関するいくつかの拙稿を第二章に収めている。四月中酉日の勅使と斎院の行粧は平安朝の最高に華やかな見物として、多くの文学作品にも描かれている。石清水八幡宮も賀茂の神に並ぶような崇敬を得て、北の賀茂に対応して南祭を催す神の宮となっている。一条天皇による石清水行幸の背景を論証してみた。
皇権の重さを担った離宮であり、歌枕の名所であった、嵯峨院名古曽の滝跡、雲林院跡、そして賀茂神社に関わる紫野斎院跡や賀茂糺の森の王朝遺跡を、発掘資料や古絵図を用いて考察を試みている。嵯峨院は聖帝の誉れを有する嵯峨上皇が詩宴を開いた離宮である。唐風な神仙思想的風景が詩に詠まれている。歌枕として名高い名古曽の滝周辺が発掘された。すでに公任歌にも荒れてきた風景を偲ばせるが、今日大覚寺が往時の遣り水を復元している。『源氏物語』では松風の巻でこうした風景が活かされている。(『むすび』より抜粋)
この本の
キーワード:
光源氏、平安京、信仰、思想、宮中行事、賀茂、北山、雲林院、紫野斎院、東遊び、古今和歌集
ご注文冊数
冊
後に注文リスト上でキャンセルすることもできます。