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Copyright (C) 1999
大修館書店
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書籍の詳細
書名:
日本語の形容詞
にほんごのけいようし
ISBN(10/13桁):
978-4-469-22211-1
著者名:
北原保雄 著(きたはらやすお)
定価:
1,890円(四六判・266頁)
その全体像を示す、絶好の形容詞概説
内容説明:
形容詞が作る文の「主語」とは、何か。古語の形容詞「しげし」「むくつけし」などが、現代語の「しげい」「むくつけい」として成立しなかったのは、なぜか。形容詞の意味、意味と構文との関係、形態の歴史的変化を明らかにして、その特質を示す。
主要目次:
第1章 形容詞概説
第2章 形容詞の種類と意味
第3章 表現主体の主観と動作主の主観
第4章 形容詞の意味と構文
第5章 形容詞の語音構造
第6章 形容詞のウ音便――その成立の過程をさぐる――
第7章 形容詞「ヒキシ」攷――形容動詞「ヒキナリ」の確認――
本書では、形容詞を、客観の表現、主観の表現、主観客観の二面的表現の三種に分け、三者の関係について詳しく考察した。長い期間にわたって部分的に書いたり話したりしてきたことだが、総合的にまとめて論じるのは今回が初めてである(第2章から第4章まで)。その結果、形容詞の意味、意味と構文との関係などがかなり明快に見えるようになったのではないかと思う。
第5章から第7章までは、形容詞の形態(語音構造)に関するものである。第6章と第7章は大学院生時代に書いたものだが、第6章では、ウ音便の成立過程が解明できたことよりも、「古くは、ク活用形容詞の語幹末音節にはイ列音が立たなかった」ということの発見が嬉しかった。そして、第7章では、この法則を破るかに見えた「ヒキシ」について調査して、それが存在せず、「ヒキナリ」の形で存在したことを論証し、この法則の確からしさを確認したが、ここでも、「低し」が存在しないことの発見の方がむしろ驚きだった。現代語では、「高い」の反対語は「低い」であり、「ヒクイ」に対応する古形「ヒクシ」は当然存在するものだと思っていた。そして、この論文では、「ヒキシ」の代わりに、当時「ミジカシ」「アサシ」「ホソシ」などが用いられ、「ヒキシ」の存在する必要はなかったということまで解明することができた。
第5章は、第6章、第7章などの研究を踏まえて、形容詞の語音構造のいくつかの特徴をまとめたものだが、「現代語では、ク活用形容詞の語幹末音節にはエ列音が立たない」という発見も、私にとっては感動的なことだった。(『まえがき』より抜粋)
この本の
キーワード:
言語研究、語音構造、語幹末音節、音便、品詞、属性形容詞、情意形容詞、感覚形容詞、修飾、主観、客観活用、列音、所動詞、主格、スコープ
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