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Copyright (C) 1999
大修館書店
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書籍の詳細
書名:
上海に生きた日本人
しゃんはいにいきたにほんじん
幕末から敗戦まで
ISBN(10/13桁):
978-4-469-23261-5
著者名:
陳祖恩 著 大里浩秋 監訳(ちんそおん、おおさとひろあき)
定価:
2,940円(A5判・386頁)
日中関係を知るうえで必読の書!
内容説明:
志士・高杉晋作らの上海視察に始まり、第二次世界大戦の終わりまで、上海に滞在した10万をこえる日本人たちの軌跡を、当時をしのばせる写真やエピソードを交え、商業、工業、教育、建築、文化活動、日中間の交流など全般にわたって日中双方の史料から丹念にたどってゆく。写真・図版多数。
主要目次:
序
(羅蘇文)
まえがき
(陳祖恩)
日本版まえがき
(陳祖恩)
翻訳分担・注記
【第1章】1862年――尋常ならざる来訪者たち
千歳丸――日本「出貿易」の処女航海/日章旗――ふしぎな物語のはじまり/中国・西洋両世界をのぞく――明治維新前夜の上海体験
【第2章】長崎商人――上海に来た日本人の先駆者
一衣帯水――上海航路の開拓/田代屋――上海最初の日本人商店/上海で成功した長崎出身の商人/白石六三郎と「六三花園」――日本と中国の文化交流
【第3章】清末の日本女性
「外人の妾」の悲哀/日本人妓女と芸妓
【第4章】新旧風俗の融合と共存
「清国上海居留日本人取締規則」の公布/陋習から文明へ/日本文化の窓をひらく
【第5章】文人商人・岸田吟香
楽善堂書薬舗の創設者/上海文人界の中心人物/新旧暦の組み合わせカレンダー
【第6章】医師・薬局・病院
名医が結集した明治期の上海/日本人薬局――上海から全中国へ販路を伸ばす/頓宮寛と福民医院/魯迅の主治医・須藤五百三
【第7章】東洋旅館――「邦人の家」
日本の外交特使が逗留した旅館/「邦人の家」の艱難辛苦/人気があって、便利なロケーション
【第8章】土着派が醸し出す呉淞路風情
日本商店・商品の芸術性/呉淞路の一日/「三角地」――日本人街の大マーケット/外洋内和――社交の西洋化と伝統
【第9章】国内と足並みをそろえる海外子弟教育
東洋廟――日本人学校発祥の地/海外修学旅行の最初の駅/基礎教育のネットワーク――就学できない子どもをなくせ/高等女学校と男子中学校/「皇国少年」の「必修課目」としての戦争
【第10章】自治体と地域ネットワーク
特殊な自治団体である居留民団/上海日本商工会議所/町内会・自警団・在郷軍人会/墓地と火葬場/伝染病流行への特別措置――独自の防疫活動
【第11章】在華紡の拠点、小沙渡と楊樹浦
世界綿業史上稀にみる大移転/生活施設と経営管理/揚樹浦での角逐
【第12章】大手商社と小型百貨店
商社と商業学校/「東洋貨」の押し売り
【第13章】対華文化事業と新聞発行・出版活動
最高学府――東亜同文書院/「科学の殿堂」――上海自然科学研究所/最初の日本語新聞『上海新報』/印刷業界の王者――蘆澤一族
【第14章】内山書店――日中文化交流の窓口
書店の誕生と発展/文芸漫談会/一流書店の夢
【第15章】文化人の上海訪問
安田老山と蘇州河の木の橋/「東洋戯」の上演/劉海粟をスケッチした石井柏亭/横光利一の上海観/金子光晴・森三千代の上海/文人たちの「唱酬」/「夜来香」を最初に歌った李香蘭
【第16章】国際都市・上海と日本建築
上海に残る日本建築/アメリカ留学帰りの建築家・平野勇造/極東一長いバーカウンターの設計者・下田菊太郎/「アジャンタ式」の寺院建築
【第17章】1945年――日本敗戦後の大送還
「徳をもって恨みに報いる」送還政策/虹口集中営での生活/日本の産業資産および個人財産の接収/江島丸事件/最後の留用者
訳者あとがき
略年表 主要参考文献/図版提供者・編集協力者
<表見返し>上海全図 <裏見返し>海寧路/虹口 魯迅公園/横浜橋
本書はもともと中国の読者向けに書いたものである。虹口で日本人が住んでいた街区の現状や歴史を調査した時、私は、現地に住む多くの人が上海と日本の関係について、とりわけ日本人居留民が上海に住んでいた時の経緯について、ぼんやりとしかわかっていないことに気づいた。そして、誠に遺憾だと思ったのは、そこにおける日本人に関連する組織や機構についての記載に少なからず間違いがあり、さらには全く分かっていないことさえある点であった。上海出身の歴史研究者として、現地住民に対して、上海の日本人居留民社会が形成され発展し、ついには彼らが日本に送還されるという歴史過程を経たことを説明し、日本人居留民社会の内部構成や生活実態を分析し、経済、文化、社会のさまざまな側面における主だった状況を再現して知ってもらうことは、上海都市史研究にとって欠くべからざる作業であるとともに、近代中日関係史の重要な課題の一つでもある。同時にまた、いくつかの歴史的要因を評価するだけでなく、上海が近代化する課程で日本人居留民が果たした役割を客観的に評価することも必要である。(「日本語版まえがき」より抜粋)
この本の
キーワード:
中国歴史、中国史上海史、日本人居留民、日中文化交流、魯迅、外洋内和、東洋廟、在華紡、日中友好、文芸漫談会、李香蘭、留用、文明開化、風俗、風物
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