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書籍の詳細

文法が基礎からわかる日本手話のしくみ
書名: 文法が基礎からわかる日本手話のしくみ
ぶんぽうがきそからわかるにほんしゅわのしくみ
ISBN(10/13桁): 978-4-469-22215-9
著者名: NPO法人バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター 編 岡典栄、赤堀仁美 著(えぬぴーおーほうじんばいりんがるばいかるちゅらるろうきょういくせんたー、おかのりえ、あかほりひとみ)
定価: 1,260円(A5判・112頁)
  待望の日本手話の文法入門書、ついに刊行。
内容説明:
日本手話とはどんな「ことば」なのか。その「発音」、語彙、文法、表現を、写真をふんだんに用いてやさしくわかりやすく解説。携帯(スマートフォン)やパソコンから動画へのリンクも可能。手話通訳者やその志望者、ろうの人々ともっと深く分かり合いたいという手話学習者にとって、必携の一冊。
主要目次: はじめに

I.日本手話の音と形
 1.発音のしくみ
   日本手話の「音」?
 2.ミニマル・ペア
   <黄色> と <なるほど>
 3.音素と異音
   <歩く> ときに親指が立っていてもOK
 4.調音器官
   手が2つあるのは口が2つあるのと同じ?
【コラム】佐藤さんは砂糖さん?
 5.なまった発音
   学習者のなまり、外国手話話者のなまり
 6.日本手話の表情
   うれしいときにはうれしい顔?
 7.手話の文字
   指文字は手話?
【コラム】声と手と同時にしゃべるのはあり?

II.日本手話の文法
語のしくみ
 8.CL( classifier )とは
   神の視点と人間のおこない
 9.CL と固定語彙
   <跳び上がる> ほど <びっくりした>
 10.名詞
   <飛行機> と <飛ぶ>
 11.名詞の語形変化
   性、数、格
 12.動詞の語形変化
   1、2、3、多数
文のしくみ
 13.語順
   やっぱりSOV
 14.否定
   見ない/見えない/見たことない/まだ見てない
 15.疑問
   <佐藤さん?> と <佐藤さんは?>
【コラム】洟垂れいる?
 16.受け身
   先生に叱られた
 17.使役
   後輩に弁当を作らせるには
 18.条件
   <雨が降ったら渋滞する> と <雨が降ったから渋滞した>
 19.テンスとアスペクト
   昔むかしの話と、今している最中の話
【コラム】ろう学校は手話で教えない、ろう学校で手話は教えない

III.日本手話らしい表現
 20.代名詞に男女の別
   彼と彼女
 21.手段を含む動詞
   日本人は箸で食べるんだなぁ
 22.日本手話の口型
   パ・ピ・プ・ペ・ポ、その他
 23.文末のコメント
   手話の「~ですよね」と「~なんです」
 24.日本手話の慣用表現
   <目が安い>
 25.RS とは
   ロールシフトまたはレファレンシャルシフト
 26.日本手話の敬語
   「名前は?」と「お名前は何とおっしゃいますか?」
 27.日本手話の男女差と年齢差
   <トイレ> と <お手洗い>
 28.日本手話の地域差
   <名前> は拇印か名札か

あとがき
もっと日本手話を勉強したい方のために
さくいん
  この本は、手話ということばのしくみを知りたい人、あるいは、手話を学習し始めたけれど、知識が積み上がって上達していっているという実感がなかなかもてずにいる人たちのために、体系的に日本手話を説明した本です。大人になってから手話を学習する人のための「入門文法書」です。大人になってから新しい言語を学ぶ場合には、赤ちゃんが自然に周りの環境の中から母語を習得していくようなわけにはいきません。大人は1日1時間だって語学の勉強のために時間をさくのは大変です。だったら、なんとか効率よく、体系立てて覚えたいものだと考えるのは当然です。
 語学を勉強するのに、発音練習と文法、そして辞書なしで進めるのはむずかしいですよね。手話も同じです。これまで日本には、簡単にわかる手話の文法書というものがありませんでした。ですから、手話が日本語とは異なる文法構造をもつ独自の言語だということはわかっていても、それがどういう言語なのかを体系的に学習することができませんでした。
 「日本手話」は音声によらない言語です。日本語、英語、中国語などはみな音声言語の仲間ですが、日本手話はまったく別の種類の言語ということになります。
 「日本手話」というからには「アメリカ手話」だの「中国手話」だのがあるのでしょうか。そうです、あります。当然のことながら、アメリカ手話と中国手話は違うことばです。そしてじつは、アメリカ手話とイギリス手話ですら、全く異なることばなのです。手話は世界共通ではないということです。「なんだ、はじめから共通にしておけばいいのに」と思った人がいるかもしれません。音声言語でそんなことが可能でしょうか。手話も音声言語同様、世界のさまざまな地域で発生した自然言語です。いつか、どこかで誰かがつくった言語ではないのです。
 「日本手話を覚えても外国人と手話で話せないのか」とがっかりしないでください。手話にはどこの国の手話でもある程度理解できてしまう共通の「しくみ」があります。その「しくみ」もこの本の中に潜んでいますので、ぜひさがしてみてください。
 みなさんの手話学習、手話理解お手伝いをしようというのがこの本です。手話を指導しているネイティブのろうの先生方にもぜひ使っていただきたいと思います。そしてネイティブの方々が自然に身につけている、映画の実写のような語りや、3次元の地図を見ているような正確な道案内の説明など、手話ならではの魅力的な表現がどんなしくみになっているのか、どうやったらそれができるようになるのか、そのヒントを少しでも見つけていただけたら、大変うれしく思います。(「はじめに」より抜粋)

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この本の
キーワード:
ろう、デフ、バイリンガル、手話言語学、手話文法、指文字、CL、RS、男女差、年齢差、地域差、3次元、ミニマル・ペア、音素、異音、通訳、ネイティブ、ジェスチャー

 
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