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Copyright (C) 1999
大修館書店
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書籍の詳細
書名:
教育剣道の科学
きょういくけんどうのかがく
ISBN(10/13桁):
4-469-26556-X / 978-4-469-26556-9
著者名:
全国教育系大学剣道連盟 編(ぜんこくきょういくけいだいがくけんどうれんめい)
定価:
2,415円(B5判・210頁)
内容説明:
本書は、剣道教育に携わる者、中・高等学校教員、および将来学校で剣道指導を希望する大学生を対象に、長年にわたって指導を行ってきた全国教育系大学剣道連盟が、このたび35周年を迎えたことを機に、これまでの剣道の流れや指導法、また今後の剣道の発展のための理論と方法論について、多角的な視点からまとめたものである。
主要目次:
第I部 剣道の歴史と文化
第1章 歴史
1.流派の発生(中村民雄)
2.防具(剣道具)の発明(中村民雄)
3.加藤田平八郎の剣術論について(村上勤治)
4.藩校における剣道教育について(村上勤治)
5.竹刀打ち込み稽古法の登場(和田哲也)
6.他流試合の活性化(和田哲也)
7.伝統の保持と新法採用(和田哲也)
8.剣術の競技化と新しい技術の登場(和田哲也)
9.剣道の道場(中村民雄)
10.幕末期の試合剣術を書簡から読みとる(村上勤治)
11.女性と剣道(境 英俊)
第2章 思想・原理
1.武の精神誌(大保木輝雄)
2.武道的身体知の系譜(大保木輝雄)
3.剣道気論の成立(大保木輝雄)
4.「一刀」という思想(大保木輝雄)
5.剣道の「一本」と「機」(大保木輝雄)
6.剣道による<身体二重性>の克服(松村司朗)
7.剣道における「水月」について(竹田隆一)
8.剣道における「事理一致」について(竹田隆一)
9.剣道における「残心」について(竹田隆一)
10.武士の身体(中村民雄)
第3章 比較文化
1.騎士と騎士道(塩入宏行)
2.ヨーロッパの剣術(塩入宏行)
3.イタリアの剣術(塩入宏行)
4.スペインの剣術(塩入宏行)
5.ドイツの剣術(塩入宏行)
6.イギリスの剣術(塩入宏行)
7.フランスの剣術(塩入宏行)
8.『イリアス』の競技場面における英雄像(小林日出至郎)
9.『オデュッセイア』の競技場面における英雄像(小林日出至郎)
10.プラトンの「魂の三契機」に基づく市民戦士(小林日出至郎)
11.剣道の国際化―フィンランドでの剣道普及を通して(太田順康)
12.剣道と発声―日本人と韓国人の認識の相違(橋爪和夫)
第II部 剣道の運動と技術
第4章 体力
1.一流剣道選手の身体組成(山神眞一)
2.剣道選手の骨密度(山神眞一)
3.剣道選手の姿勢―剣道でつくられる日常の堂々とした姿勢(柳本昭人)
4.高段者の体力特性―生涯スポーツに適している剣道(柳本昭人)
5.剣士の腕パワー(惠土孝吉)
6.剣道選手の素早さ(惠土孝吉)
7.剣道と腰痛(直原 幹)
8.大学女子剣道選手のメンタルコンディショニング(山神眞一)
第5章 運動
1.剣道運動の酸化ストレスについて(今井 一)
2.暑熱環境下における強化合宿での生体負担度(今井 一)
3.剣道の傷害事例―慣れない打突動作は傷害を引き起こす(柳本昭人)
4.剣道と発声のタイミング(橋爪和夫)
5.剣道試合での発声の頻度と長さ(橋爪和夫)
6.試合場における移動分布と有効打突の取得位置(巽 申直)
7.試合中の足さばきと習熟段階(巽 申直)
8.剣道で脳を鍛える(山神眞一)
第6章 動作
1.中段の構えにおける体重配分(横山直也)
2.正面打撃動作の3次元動作解析(横山直也)
3.剣道の打撃力―意外に弱い熟練者の打撃力(柳本昭人)
4.中段の構えにおける足の踏み方と踏み切り力(横山直也)
5.剣道の打撃動作における踏み込み力(横山直也)
6.間合いのとり方と試合(巽 申直)
7.試合中の移動方向と習熟段階(巽 申直)
8.防御時間と防御成功率(惠土孝吉)
9.竹刀重量の違いと打突動作(直原 幹)
第III部 剣道の指導と評価
第7章 指導法
1.剣道指導における言語表現(木原資裕)
2.少年期の剣道に対する意識(岡嶋 恒)
3.剣道実践にともなう阻害要因(木原資裕)
4.生涯剣道の可能性(木原資裕)
5.剣道の観察学習(1):
注意過程―学習に対する効果的なモデルの在り方(吉村 功)
6.剣道の観察学習(2):
保持過程―モデルの動作をどう記憶するか(吉村 功)
7.剣道の観察学習(3):
運動再生過程―動作再生時に指導者はどうすべきか(吉村 功)
8.剣道の観察学習(4):
動機づけ過程―学習者の意欲向上に向けて(吉村 功)
9.剣道指導における二刀流の活用(折口 築)
10.武道指導推進校における指導実践の傾向(直原 幹)
11.剣道授業における教材づくり(浅見 裕)
第8章 稽古法
1.守破離(中村民雄)
2.師弟同行(中村民雄)
3.<かた>による稽古法(松村司朗)
4.打ち込み稽古・掛かり稽古(折口 築)
5.日本的学習方法―稽古のもつ意味(太田順康)
6.藩校での武術教育(太田順康)
7.試合形式の変遷について(太田順康)
8.加藤田平八郎の日記から武者修行の実態を探る(村上勤治)
第9章 評価法
1.新学習指導要領に対応した剣道の評価(岡嶋 恒)
2.基本打突の評価―基本判定試合の活用(岡嶋 恒、増谷大輔)
3.気剣体一致の評価―すり足打突と踏み込み足打突(折口 築)
4.有効打突の評価(角 正武)
5.審判の評価(角 正武)
6.スキルの評価(惠土孝吉)
7.授業の評価―教師行動の分析(浅見 裕)
8.授業の評価―学習者による評価(浅見 裕)
9.授業の評価―学習者の感想(浅見 裕)
10.剣道の試合観戦者からみた「面白さ」の評価(直原 幹)
索引
執筆者一覧
・・・本書は、こうした剣道指導の基礎となる理論的背景について、複数の著者がそれぞれの専門分野からその研究と教育のユニークさを発揮して、分担執筆したものである。各項目を見開き2頁に簡潔にまとめ、どの頁から読んでもよい形に構成した。原則として、左側の頁には説明文を、右側の頁には必要な資料や図表などを配した。
第I部は、剣道の「歴史と文化」というテーマで、武道および剣道の歴史、思想・原理、比較文化などについて、人文・社会科学の分野から執筆した。
第II部は、剣道の「運動と技術」というテーマで、剣道選手の体力、剣道の運動特性、剣道の技術特性などについて、測定や実験結果に基づき、自然科学の分野から執筆した。
第III部は、剣道の「指導と評価」というテーマで、剣道の指導法、剣道の稽古法(伝統的教育法)、剣道の評価法などに関して、教育科学、教科教育の分野から執筆した。(「まえがき」より)
この本の
キーワード:
一刀流、剣法書、一本、掛声、気剣体、剣術、高段者、残心、竹刀、正面打撃、審判、打突、DLT法、藩校、武道、フォースプレート、レイピア、授業評価
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