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Copyright (C) 1999
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書籍の詳細
書名:
教師をめざす人の介護等体験ハンドブック三訂版
きょうしをめざすひとのかいごとうたいけんはんどぶっく
ISBN(10/13桁):
978-4-469-26670-2
著者名:
現代教師養成研究会 編(げんだいきょうしようせいけんきゅうかい)
定価:
1,260円(B5判・122頁・カラー)
体験を資質・力量形成に役立てるために
内容説明:
本書は、小・中学校教諭の普通免許状を受ける場合に必要とされる「介護等体験」のための手引きである。近年の教育行政や福祉行政の変化をふまえて全面的に見直し、主に「特別支援教育」に関する変更、統計資料の更新等を施して三訂版とした。巻末付録には、7日分の介護等体験日誌と介護等体験証明書を用意。
主要目次:
口絵:
「図解・介護等体験の手順」「体験学生の感想文」
プロローグ:「介護等体験」で、何を学ぶか ~教師としての資質向上をめざして~
1.なぜ、教職をめざすのか
2.人間としての尊厳
3.教師としての資質
第1部 「教職志向と介護等体験」
1章 21世紀の教育
1.未来を切り拓く教育
2.未来を切り拓く教育のために
3.人間性の育成
2章 未来を拓く教師の力量・資質
1.教師の力量・資質と介護等体験の意義
2.いのちの尊さと鋭い人権感覚
3.共感的・受容的人間関係
3章 介護等体験の意義と課題
1.目的と法案成立の経緯
2.実施条件の整備と課題
3.介護等体験の受入れ先と関係諸団体の機能
4章 介護等体験にいかに臨むか
1.教師志望者に介護等体験が必要な理由
2.高齢者や障害者と接することへの不安
3.介護等体験ではどのようなことをするのか
4.具体的に、どんな準備をすればよいか
5.実施中の留意点
6.介護等体験から何を学ぶか
第2部 「介護の現場に立って」 ~新たな自己の発見~
1章 介護等体験の手順と方法
1.介護等体験の手順
2.介護等体験の方法
2章 特別支援学校等での介護等体験
1.特別支援学校への改正
2.特別支援学校等のあらまし
3.事前の心得
4.介護等体験の実際について
3章 社会福祉施設での介護等体験
1.社会福祉施設のあらまし
2.介護等体験に臨むさいの心構え
3.介護等体験の実際について
4章 介護等体験の事後
1.事後の心得
2.介護等体験による自己変革
3.介護等体験を、教育実習にどう生かすか
4.あらためて教師志望を考える
付録
1.高齢社会・障害者などに関する資料
2.介護等体験を希望する人に参考となる本
3.福祉施設等で働く人のための資格
4.都道府県「社会福祉協議会」一覧
5.介護等体験に関する法律、要綱
6.介護等体験「日誌」
7.特別支援学校等における介護等体験「自己評価票」
8.社会福祉施設における介護等体験「自己評価票」
9.介護等体験の学生体験記
10.特別支援学校等における介護等体験のまとめ
11.社会福祉施設での介護等体験のまとめ
12.介護等体験ノート
13.「介護等体験証明書」
体験学生の感想文
養護学校の二日間で学んだもの
「私たちはこの子たちを絶対にあきらめないことが必要だ。そして、この子たちができる精一杯のことをさせてあげたい。」とおっしゃっていた先生の言葉が体験を終えた私の心に今も強く残っている。私は、大学で障害児教育について学んだが、授業だけで終わるのと、実際に体験することはまったく違うと感じた。
養護学校で生活している子どもたちは、一人一人が違う障害を持っていた。生きるという喜びを感じながら生きている子を見ながら、私は、本当の喜びとは何だろうと思った。いつも目に見えるものだけがすべてのように感じていたからだ。私たちは、健常者として生きているが、心に大きなストレスを抱えていたり、傷つきながら生きている。この子たちが足りないものと、私たちに足りないものを補い合っていけたらと思ったし、この子たちがこの世の中と共存していける社会をつくっていきたいと思った。
この体験に行く前に、先生にいただいた言葉を思い出す。「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」なのだと・・・。少しだけ意味がわかったように思う。この子たちと過ごした二日間は、一年の講義に勝ると言ってもいいほど得たものは大きかった。私は触れたことも感じたこともない世界だった。不思議なことにとても優しくなれたし、また、生きることの意味、本当に価値あるものは何なのか考えさせられた。
また、絶対的な信頼関係が必要だと感じた。まず教師と生徒が呼吸を合わせていかないと、リハビリもうまくいかない。人間の根本にあるもの、教育の根本にあるものがそこから見えた気がする。リハビリの先生が、生徒とコミュニケーションをとりながら信頼関係をつくり、いかに楽しませるかを考えて必死に一人一人に対応する姿を見た。私たち教師を目指す者もこの姿勢を学ぶべきだと思った。
一人の子どもについて先生が言っていた。「赤ちゃんの時にできないことがあると、そのできないところからもう一度練習する。」と。体は硬くなって、なかなか顔をあげることも難しかった。しかし、ほんの少しだけあがると見える世界がまったく違うのだ。子どもの見たいと思う気持ちと、先生の見せたいという思いが一つになってはじめて実現する二人三脚のようにも感じた。
これもまた、養護学校に行く前にお話しいただいたものだが、健康な人が100の可能性を持っているとしたら、障害児はその5分の1なのだと。その5分の1全ての光を社会に放ってほしいと願う。一緒に学校、社会で共存していけるなら、優しい社会になっていくはずだ。
命の大切さと、精一杯生きることを体験を通して感じることができた。この新しい体験を通して、これからの教育、社会が変わっていけるのではないだろうか。
注)上記の感想文は、学校教育法が改正される平成19年以前に書かれたものです。
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教師養成、教員養成、盲学校、ろう学校、特別支援学校、養護学校、社会福祉施設、介護等体験特例法、高齢化、教職課程、障害児教育、障がい児
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