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書籍の詳細

新版運動指導の心理学
書名: 新版運動指導の心理学
しんぱんうんどうしどうのしんりがく
運動学習とモチベーションからの接近
ISBN(10/13桁): 978-4-469-26673-3
著者名: 杉原隆 著(すぎはらたかし)
定価: 1,995円(A5判・216頁)
  運動学習・指導の実践と理論をつなぐ
内容説明:
さらに指導力の向上を目指す人を対象に、質の高い創造的指導を行うための理論を提供し、実践に役立てることをねらいとした。内容は「運動学習・指導」と「モチベーション」という二つのテーマを相互に関連づけ、分かりやすく解説。適性にあわせた指導も強調。体育教師、スポーツ指導者必読。
主要目次: 【第I部 運動学習と指導の心理】

第1章 運動行動の構造から見た運動学習
 1.運動上達の仕組み
  1)運動能力:一般性と特殊性
  2)一般運動能力としての体力
  3)特殊運動能力としての運動技能
  4)運動技能はなぜ特殊性の高い能力か
  5)運動の上達を支える運動技能と運動体力
 2.実力を発揮する
  1)学習とパフォーマンス
  2)運動パフォーマンス
  3)パフォーマンス変数と覚醒
 3.運動技能と運動体力測定の基本的な考え方
  1)運動体力の指標としての運動パフォーマンス
  2)運動技能の指標としての運動パフォーマンス
 4.運動技能と運動技術
  1)運動技能とは
  2)“わかる”技術と“できる”技能
  3)学習目標としての運動技術
 5.動機づけ
 6.運動行動の全体像

第2章 運動学習の理論的背景―運動学習の法則―
 1.運動学習
  1)運動学習とは
  2)学習理論の重要性
 2.運動学習の情報処理モデル
  1)フィードバック制御
  2)フィードフォワード制御
  3)フィードフォワード制御とフェイント
 3.運動学習の理論
  1)アダムズの閉回路理論
  2)シュミットのスキーマ理論
 4.運動学習の段階
  1)認識の段階
  2)定着の段階
  3)自動化の段階

第3章 学習理論から直接導かれる練習・指導の原則
 1.フィードバックの種類
 2.フィードバックの効果的な利用
  1)内在的フィードバックと付加的フィードバック
  2)内的・外的フィードバック
 3.練習の多様性
 4.ブロック練習とランダム練習

第4章 効果的な運動学習指導の展開
 1.言語による指導
  1)学習目標の提示 ―効果的な言語教示の与え方―
  2)言語的フィードバック
  3)その他の言語的指導
 2.視覚的な指導
  1)学習目標の提示 ―効果的な示範の行い方―
  2)視覚的フィードバック
 3.筋運動感覚的な指導
  1)反応強制法
  2)身体拘束法
  3)補助
  4)筋運動感覚を強調する指導
 4.メンタルプラクティス
  1)メンタルプラクティスとイメージトレーニングの違い
  2)効果的なメンタルプラクティスの行い方
 5.学習課題の分割
  1)全習法と分習法
  2)全習法と分習法の有効性

【第II部 モチベーションの心理】

第5章 外発的動機づけ

 1.動機づけの機能
 2.ホメオスタシス性動機
  1)空腹動機
  2)呼吸動機
  3)苦痛回避動機
 3.性的動機
 4.情緒的動機
  1)運動と情緒の結びつき
  2)運動と恐怖
  3)運動と不安
 5.社会的動機
  1)親和動機
  2)獲得動機
  3)優越動機
  4)承認動機
  5)顕示動機
  6)達成動機
  7)その他の社会的動機
 6.外発的動機づけの自己決定理論

第6章 内発的動機づけ
 1.内発的動機づけとは
  1)内発的動機づけの発見
  2)内発的動機づけの命名
  3)内発的動機づけと体育の目標
 2.内発的動機づけの理論
  1)自己決定と有能さの認知
  2)独自の魅力・醍醐味
  3)自己決定と有能さの認知と運動技能
 3.内発的動機づけと運動の楽しさ・苦しさ
 4.競争と内発的動機づけ
 5.遊び理論としての内発的動機づけ

第7章 運動好きと運動嫌いと性格形成
 1.運動好き
  1)運動が好きになるきっかけ
  2)運動を好きにさせる体育授業
  3)運動好きと有能感
 2.運動嫌い
  1)運動が嫌いになるきっかけ
  2)運動嫌いを生み出すメカニズム
  3)運動嫌いと無気力性格

第8章 目標設定と目標志向性
 1.目標設定とは
 2.目標設定の原則
  1)ロックとラサムの仮説
  2)目標設定の一般的原則
 3.目標設定の効果
  1)動機づけ、特に内発的動機づけを増大させる
  2)練習の質を高める
  3)パフォーマンスを効率的に向上させる
  4)自立的な選手・学習者を育てる
 4.目標志向性とは
 5.目標志向性と動機づけ・行動との関係

第9章 覚醒とメンタルトレーニング
 1.覚醒と運動パフォーマンス
  1)逆U字型理論
  2)“あがり”と“さがり”の心理
 2.覚醒とピークパフォーマンス
  1)ピークパフォーマンスと課題の性質
  2)ピークパフォーマンスと性格
  3)ピークパフォーマンスと慣れ
 3.メンタルトレーニング
  1)メンタルトレーニングとは ―メンタルという言葉の曖昧さ―
  2)メンタルトレーニングと混同されやすい練習法
  3)最適覚醒を生み出すメンタルトレーニング
  4)メンタルトレーニングとマインドコントロール

索引

コラム
1)学習の転移  2)学習曲線  3)プラトー  4)スランプ  5)注意  6)練習時間  7)イメージ  8)動機づけの社会認知理論  9)やる気になるきっかけ、やる気をなくすきっかけ  10)外的報酬と内発的動機づけ  11)原因帰属  12)脳波と覚醒水準  13)競技不安
  ●従来、運動指導の場では、伝統的に実践や経験が重視されてきた。しかし、経験だけでは限界があり、理論を学ぶ必要があることは言うまでもない。それによって経験を正しく生かすことが可能になるとともに、効果的な指導法を新しく工夫し、生み出すことができるようになるであろう。
●本書は、指導力のさらなる向上に役立つようにとの願いで書かれた。指導者が質の高い創造的な指導活動をするための、基盤となる知識と理論を提供することをねらっている。
●内容は、「運動学習・指導」と「モチベーション」という2つのテーマで展開され、その2つを相互に関連させてわかりやすく記述した。
●現職のスポーツ指導者や教師をはじめ、コーチや教師をめざす大学生・大学院生にぜひ手にしていただきたい。

◆改訂に当たって…初版の出版に当たっては何回も読み返し、推敲を加えたつもりであった。しかし、自らも授業や講演でテキストとして使用し読み返してみると、説明の足りない点、付け加えたい内容が多く出てきた。そこでそれらの点を補足補充するとともに、最新の新しい知見を加え改訂を試みた。
この本の
キーワード:
運動学習、運動上達、パフォーマンス、運動プログラム、動機づけ、親和動機、フィードバック、メンタルトレーニング、メンタルプラクティス、有能感、モチベーション

 
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