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Copyright (C) 1999
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書籍の詳細
書名:
柔軟性の科学
じゅうなんせいのかがく
原題:Science of Flexibility
ISBN(10/13桁):
978-4-469-26694-8
著者名:
マイケル・J.オルター 著 山本利春 監訳 伊藤マモルほか 訳(Michael J. Alter、やまもととしはる、いとうまもる)
定価:
5,040円(B5判・514頁)
柔軟性の基礎科学から実践まで全てが分かる
内容説明:
世界中の多くの研究者が多方面から取り組んできた膨大な成果を、整理し、紹介する。基礎科学的にも臨床的にも柔軟性の解明を試み、身体部位ごとの構造や獲得法、傷害への対処法なども含め、エビデンスと理論を提示している。図・写真など多数。トレーナー、スポーツコーチ、スポーツ医学研究者などに必携の書。
主要目次:
序
謝辞
監訳者まえがき
図・表クレジット(英語)
第 I 部 柔軟性の基礎科学
第1章 柔軟性とストレッチングの現代的概観
1.柔軟性の定義
2.柔軟性、過可動性、関節弛緩性、関節不安定性の相違
3.柔軟性の本質
4.柔軟性トレーニングプログラム
5.柔軟性トレーニングプログラムの利点
6.要約
第2章 骨学と関節学の一般的原則
1.分類学の研究
2.関節とそれらの動きについて分類
3.動きのタイプ
4.骨の成長と柔軟性の関係
5.ヴォルフ(Wolff)の法則
6.クローズパックドポジションと柔軟性の関係
7.ルーズパックドポジションと柔軟性の関係
8.要約
第3章 筋収縮に関わる構成要素:柔軟性を制限する因子
1.骨格筋の概要
2.筋原線維の組成と構成要素
3.筋節の領域
4.連結、あるいは結合フィラメント~タイチンの超微細構造~
5.筋節における構造的橋
6.収縮理論
7.筋弛緩の理論
8.筋伸長の理論的限界
9.滑走説の修正
10.可動域を制限する因子
11.固定の影響
12.筋原線維形成に対する受動ストレッチのメカニズム
13.ストレッチングを介する遺伝子発現の制御の方法
14.要約
第4章 結合組織:柔軟性を制限する因子
1.コラーゲン(膠原)
2.コラーゲンの超微細構造
3.弾性組織
4.コラーゲン線維と弾性線維の関係
5.結合組織から成る構造体
6.結合組織における固定の影響
7.結合組織における代謝と栄養の影響
8.要約
第5章 軟組織の機械的・動的特性
1.用語
2.軟組織
3.筋肉
4.血管組織
5.末梢神経
6.結合組織、骨格筋、神経の力学的特性の影響因子
7.今後の研究の必要性
8.要約
第 II 部 臨床的考察
第6章 柔軟性の神経科学
1.ストレッチングに関連した感覚受容器
2.反射と脊髄神経回路
3.共同活動/共同収縮
4.脊髄神経回路の可塑性
5.柔軟性トレーニングの神経学的そしてその他の要因
6.要約
第7章 関節の過度可動性
1.用語
2.関節可動性の評価
3.過度可動因子の決定
4.過度可動性の影響
5.過度可動性の一般的な対処法
6.遺伝症候群
7.結合組織の遺伝的障害におけるリサーチの展望
8.さらなる問題点
9.曲芸
10.要約
第8章 リラクセーション
1.リラクセーションの定義
2.リラクセーションの測定
3.筋のリラクセーションを促進する方法論
4.要約
第9章 筋の傷害と筋肉痛:原因と結果
1.損傷あるいは断裂した筋の仮説
2.損傷した結合組織の仮説
3.代謝の蓄積あるいは浸透圧と腫れの仮説
4.乳酸の蓄積仮説
5.局部化された運動単位の筋痙縮の仮説
6.遅発性筋肉痛の考えられる要因
7.筋と結合組織の外傷そしてオーバーロード障害
8.医学的な急性軟部組織損傷のマネジメント
9.瘢痕組織のコラーゲンの弾性と強さの力学的なストレス効果
10.要約
第10章 柔軟性に関連する特殊な要素
1.子供と柔軟性の発達
2.柔軟性における男女差
3.体格と柔軟性
4.柔軟性における人種差
5.遺伝的特徴と柔軟性
6.一側優位性と柔軟性
7.ウォーミングアップとクーリングダウン
8.筋力トレーニングと柔軟性
9.日内変動と柔軟性
10.要約
第11章 柔軟性を高める上での社会的促進と心理状態
1.ストレッチングに与える観衆の影響
2.メンタルトレーニングの理論的側面
3.サイバネティック・ストレッチ
4.イデオキネティック・イメージ
5.精神身体的要素
6.柔軟性トレーニング、外傷予防、リハビリテーション・プログラムにおける
コンプライアンスの心理
7.要約
第 III 部 ストレッチングの理論
第12章 ストレッチングの諸概念
1.ホメオスタシス
2.オーバーストレッチングの原理
3.柔軟性トレーニングの方法
4.柔軟性の維持
5.ストレッチングのために必要な知識
6.柔軟性(可動域)に影響する潜在的因子
7.ストレッチング実施上の留意点
8.要約
第13章 ストレッチングのタイプと種類
1.ストレッチングの伝統的な分類
2.その他の分類
3.固有受容性神経筋促通法(PNF)
4.その他のストレッチング
5.モビライゼーション
6.マニピュレーションと指圧療法補正
7.牽引
8.新しいタイプのストレッチング装置
9.要約
第14章 ストレッチングについての議論とストレッチ論争
1.優れた柔軟性
2.さまざまなストレッチング
3.決定的な「禁止」がない
4.要約
第15章 特定の集団に対するストレッチング
1.高齢者の柔軟性
2.柔軟性と妊娠
3.柔軟性と身体に障害を持つ人々
4.要約
第 IV 部 部位別に見た柔軟性の関連要素
第16章 下肢と骨盤帯の解剖学的構造と柔軟性
1.足部と足趾
2.足関節
3.下腿
4.膝関節
5.大腿
6.骨盤帯
7.股関節
8.要約
第17章 脊柱の解剖学的構造と柔軟性
1.脊柱の体表解剖学
2.脊柱の機能
3.椎骨
4.椎間板
5.脊柱靱帯
6.胸腰部の可動域の限界
7.腰、骨盤、ハムストリングスのストレッチングの相互関係
8.頸椎
9.頸部の動き
10.要約
第18章 上肢の解剖学的構造と柔軟性
1.肩関節
2.肘関節と前腕部
3.手関節
4.要約
第 V 部 特異的な適応
第19章 ストレッチングと柔軟性の機能的側面
1.スキルの芸術的側面
2.スキルのバイオメカニクス的側面:関節可動域
3.他の障害
4.ジョギング、ランニング、短距離走
5.水泳と水球
6.投球と投射
7.レスリング
8.ウェイトリフティング、パワーリフティング、ボディビルディング
9.助骨壁の柔軟性とパフォーマンスおよび呼吸
10.飛板飛込と高飛込
11.ゴルフ
12.バレエ、その他のダンス
13.音楽家
14.要約
付章 ストレッチングエクササイズ
●参考文献(英語)
●人名索引(英語)
●語句索引
●著者紹介
●訳者紹介
本書『柔軟性の科学』は、柔軟性について、多くの研究者が多方面から取り組んできた成果を、膨大な論文の中から適切に選び出して整理し、紹介している。柔軟性を基礎科学的にも臨床的にも様々な視点から解明し、各部位ごとの構造や柔軟性獲得法、傷害への対処法など応用的な面も含め、理論とエビデンスを、豊富な図や写真と共に総合的にまとめている。
何より本書に驚かされるのは、巻末に記載されている2100にもわたる膨大は引用文献である。各章の本文には、その記述内容の根拠となる文献の著者名と発行年が各所に記載されており、内容の裏付けとなる理論や研究論文、関連書籍などを見つけることができる。本書の柔軟性に関する内容に興味を持ち、その根拠を記載した文献を読んで、さらに詳しく調べたい場合には大変役に立つ情報源である。柔軟性に関する研究を行う科学研究者や大学院生には、うってつけの専門書である。
したがって、本書は柔軟性に関する多くの知見を網羅しており、基礎から応用まで多くの文献に基づいて記載された、これまでにない書であると確信している。柔軟性に興味を持つ研究者、指導者、あるいは柔軟性改善のアプローチを職務とする理学療法士やトレーナーにとって、柔軟性に関連するバイブルともいえる本書が翻訳出版される意義は大きいと思われる。
本書が上記の多くの人々に広く活用され、傷害予防、競技力向上、健康づくり、リハビリテーションなどの知識や技術を普及させる一助になることを期待したい。(「監訳者まえがき」より)
この本の
キーワード:
ストレッチ、ストレッチング、傷害予防、競技力向上、健康づくり、リハビリテーション、トレーニング、ハムストリングス
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